こんにちは、akaruです。
世界で最も有名な探偵の一人、シャーロック・ホームズ。
作者のコナン・ドイルは、シャーロック・ホームズの物語を60作品(長編4作、短編56作)発表しています。
本記事では、シリーズ第1作かつ最初の長編である『緋色の研究』のあらすじと感想をご紹介します。
- 推理小説が好き
- シリーズものが好き
- 有名作品の原作を読んでみたい
『緋色の研究』作品概要
『緋色の研究』あらすじ
医学博士のジョン・H・ワトソンは、ロンドンで生活を続けるために家賃を折半してくれる相手がいないかと思案する。
共同生活の相手として紹介されたのは、シャーロック・ホームズという少し変わった人物だった。
ホームズは初対面でワトスンがアフガニスタンから帰還したことを言い当て、共同生活開始後も手紙を配達しにきた便利屋の前歴を言い当ててワトスンを驚かせる。
自分の職業を諮問探偵だと明かすホームズ。
折しも、届いた手紙はスコットランド・ヤードのグレグスン警部からの捜査の協力依頼だった。
ホームズはワトソンを誘い、空き家で起きた不可解な殺人事件の現場の捜査に乗り出す。
『緋色の研究』感想
『緋色の研究』は二部構成になっています。
第一部では、ホームズとワトスンの出会いと事件の捜査が描かれます。
第二部では、今回の事件の動機となる過去の出来事が描かれます。
第一部 ジョン・H・ワトスン博士の回想録
観察から得た情報をもとに、直観と豊富な知識で推理する。
手品のようにひょいと答えを提示するのがかっこよくて、子供の頃は私も名探偵に憧れたものです。
内容が面白いのは言わずもがなですが、改めて読んでみるとストーリーの流れも巧みなんですよね。
ワトスンがどうして共同生活者を探していたのか。一緒に捜査現場に行くようになったのはなぜか。ぐいぐいと引き込まれます。
第二部 聖徒たちの国
第二部は雰囲気ががらりと変わり、北アメリカ内部の砂漠のシーンから始まります。
恥ずかしながら、私が最初に『緋色の研究』を手にとったのは小学生の時だったのですが、第二部を数ページ読んだところで読むのをやめてしまったんですよね。
「ホームズ出てこないじゃん」って。
でも、大人になってから読んだら、第二部にも心を打たれました。
復讐を正当化することはできませんが、それだけ強い思いと決意が伝わってきます。
ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
『緋色の研究』の次の作品
『緋色の研究』の次の作品は『四つの署名』です。


