こんにちは、akaruです。
「日本三大名探偵」の一人である金田一耕助。
とても有名なシリーズで、映像化も何度もされていますね。
本記事ではシリーズ第2作の『獄門島』のあらすじと感想をご紹介します。
『獄門島』作品概要
『獄門島』登場人物
- 金田一耕助…私立探偵。
- 磯川常次郎…岡山県警察部の警部。
- 鬼頭嘉右衛門…本鬼頭家先代当主。故人。
- 鬼頭与三松…本鬼頭家当主。
- 鬼頭千万太…金田一耕助の戦友。与三松の息子。
- 鬼頭月代…千万太の腹違いの妹。
- 鬼頭雪枝…千万太の腹違いの妹。
- 鬼頭花子…千万太の腹違いの妹。
- 鬼頭一…千万太のいとこ。本鬼頭家分家。
- 鬼頭早苗…一の妹。
- 鬼頭儀兵衛…分鬼頭家当主。
- 鬼頭志保…儀兵衛の後妻。
- 鵜飼章三…分鬼頭の居候。
- 了然…千光寺の住職。獄門島の三長老。
- 荒木真喜平…村長。獄門島の三長老。
- 村瀬幸庵…島の漢方医。獄門島の三長老。
『獄門島』あらすじ
船上
終戦から1年経つ、昭和21年(1946年)の9月下旬。
金田一耕助は戦友・鬼頭千万太の訃報を知らせるため、千万太の故郷である獄門島に向かっていた。
乗客が3人になった時、自分以外の2人の会話が耳に入って来る。
獄門島の和尚と漁師のようで、戦争で軍に供出していた吊り鐘が戻ってくることや、鬼頭家分家の一が近く復員することなどを話していた。
金田一は和尚に声をかけ、千万太の手紙を渡す。
鬼頭家
獄門島は封建的な因習が残っている孤島で、島の網元である鬼頭家は、本鬼頭と分鬼頭とに分かれて対立していた。
島に着き、耕助は本鬼頭家の本家の屋敷へ案内される。
千万太の妹たちも紹介されますが、耕助は、美しくもどこか尋常でない様子に、冷たい戦慄を覚える。
梅の古木
それから10日後。千万太の正式な戦病死の公報が届き、葬儀が営まれるがその夜、花子が行方不明になる。
それは見立て殺人の始まりだった。
『獄門島』感想
読み終わって、なんとも言い難いやりきれなさを感じます。
起きる必要のなかった悲劇ほど、悲しいものはないですね。
悲劇はそもそも、起きて欲しくはないですが…
犯行は大胆かつ鮮やかで、国内ミステリー作品の最高峰は伊達ではないと感じます。