【ラブコメの古典】『自負と偏見』ジェイン・オースティン【あらすじと感想】

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こんにちは、akaruです。

「古典」と聞くと、なんだかとっつきにくい、お説教じみたお話をイメージしてしまいませんか?

私も以前はそうでした。

しかし、ある作品を読んで考えが変わりました。

本記事ではジェイン・オースティンの『自負と偏見』(訳によっては『高慢と偏見』なども)のあらすじと感想をご紹介をします。

『自負と偏見』作品概要

  • 著者:ジェーン・オースティン
  • 発行:1813年刊行
  • ジャンル:恋愛小説

『自負と偏見』登場人物

  • エリザベス・ベネット…主人公。ベネット家の五人姉妹の次女。
  • チャールズ・ビングリー…資産家。ベネット家の隣に家を借りる。
  • フィッツウィリアム・ダーシー…ビングリーの親友。
  • ジェーン・ベネット…ベネット家の長女。とても美人。

『自負と偏見』あらすじ

ベネット家

イギリスの静かな田舎町ロングボーン。

ジェントリ階級のベネット家には、5人の姉妹がいた。

中でも長女ジェインと次女エリザベスは美人の評判があった。

母親は、娘たちに出来る限り良い条件の相手と結婚させようと熱心だった。

ビングリー

ある日、資産家のビングリーが引越してきた。

ビングリーは親友ダーシーや自分の姉妹などを引き連れ、舞踏会を開く。

ビングリーとジェインが惹かれ合う一方、エリザベスとダーシーはお互いに悪い印象を抱く。

ダーシーの方はすぐに印象を改めましたが、エリザベスの方は偏見を持ちながらダーシーと関わっていく。

『自負と偏見』感想

最初にこの本を手にとったきっかけは、「有名だから読んでおこう」というだけの理由でした。古典だし、内容はどうせ小難しいんでしょ、ぐらいの気持ちでした。

ところが、展開が進むごとに「なんて面白いんだろう!」と思ったのを覚えています。少女マンガ?ラブコメ?昔からあったんだ!と。

軽快なテンポもさることながら、人間の描写がとても生き生きしています。特に嫌な人については、「こういうヤツ、いるいる!」と頷いてしまうほどです。

そして、幸せな結婚とは何かについても考えさせられます。

この歳になって、シャーロット(エリザベスの親友)の選択も十分理解できるようになりました。

結婚に求めるものは人それぞれ。

幸せの形も人それぞれですね。

また、こちらの作品は何度か映像化もされています。

私は1995年にイギリスでテレビドラマ化されたものを視聴しました。

内容は原作にほぼ忠実で、安心して見れました。

そして、文章ではわかりにくい、服装や社交の場での振る舞いなど、映像で見ることで理解が深まった部分もありました。