こんにちは、akaruです。
エラリー・クイーンといえば、有名な海外ミステリー作家の一人ですね。
国名シリーズ、ドルリー・レーン4部作、ライツヴィルシリーズなど多くの作品を残していますが、発表時期によって作風が大きく異なると言われています。
本記事ではデビュー作である『ローマ帽子の秘密』のあらすじと感想をご紹介します。
- ミステリーが好き
- シリーズものが好き
- 本格推理小説が好き
『ローマ帽子の秘密』作品概要
『ローマ帽子の秘密』あらすじ
人気舞台の上演中、観客席から一人の男の毒殺死体が発見される。
被害者の名はモンティ・フィールド。
悪徳な弁護士で、巨大犯罪組織の首領と噂されていた人物であった。
事件現場には警視であるリチャード・クイーンと、その息子であるエラリー・クイーンが呼ばれる。
二人は、夜会服ならば当然かぶって来たはずのシルクハットが、モンティ・フィールドの周辺から消えていることに注目する。
『ローマ帽子の秘密』感想
『ローマ帽子の謎』は、クイーン父子が事件を捜査する長編推理小説です。
消えたシルクハット
192X年のニューヨーク・ブロードウェイ。
ローマ劇場で人気舞台<銃撃戦>の上演中に事件は起こります。
現場に駆け付けたクイーン父子は、被害者のシルクハットが消えていることに着目します。
私はあまりこの時代の作法などに詳しくないのですが、どうやら夜会服にはシルクハットが必需品のもよう。
しかし、被害者の周辺には見当たらず、預かり証の類もない。
そこで、「犯人はシルクハットを持ち出す必要があった」と推理されました。
一見関係なさそうなもの・些細な事柄が事件の鍵となることは多くの他の作品にもある通りです。
だれがモンティ・フィールドを殺したのか?
長編推理小説と聞くと連続殺人事件が起きる気がしてしまいますが、事件は1件だけです。
本文の序盤にもある通り、本作品は「だれがモンティ・フィールドを殺したのか?」というお話です。
関係者の証言を洗いながら、消えたシルクハットの行方を追い求めます。
本作品は、服装、殺人の動機など、現代日本人としてはそのままではあまりピンとこず、似たような状況に置き換えた方が考えやすいかもしれません。
しかし、シルクハットが消えたことから、論理的に事件を解明していく様は見事でした。
国名シリーズ:『ローマ帽子の秘密』の次の作品
『ローマ帽子の秘密』は「国名シリーズ」第1作です。
第2作は『フランス白粉の秘密』です。


