こんにちは、akaruです。
「古典」と聞くと、なんだかとっつきにくい、お説教じみたお話をイメージしてしまいませんか?
私も以前はそうでした。
しかし、ある作品を読んで考えが変わりました。
本記事ではジェイン・オースティンの『自負と偏見』(訳によっては『高慢と偏見』なども)のあらすじと感想をご紹介をします。
『自負と偏見』作品概要
『自負と偏見』登場人物
- エリザベス・ベネット…主人公。ベネット家の五人姉妹の次女。
- チャールズ・ビングリー…資産家。ベネット家の隣に家を借りる。
- フィッツウィリアム・ダーシー…ビングリーの親友。
- ジェーン・ベネット…ベネット家の長女。とても美人。
『自負と偏見』あらすじ
ベネット家
イギリスの静かな田舎町ロングボーン。
ジェントリ階級のベネット家には、5人の姉妹がいた。
中でも長女ジェインと次女エリザベスは美人の評判があった。
母親は、娘たちに出来る限り良い条件の相手と結婚させようと熱心だった。
ビングリー
ある日、資産家のビングリーが引越してきた。
ビングリーは親友ダーシーや自分の姉妹などを引き連れ、舞踏会を開く。
ビングリーとジェインが惹かれ合う一方、エリザベスとダーシーはお互いに悪い印象を抱く。
ダーシーの方はすぐに印象を改めましたが、エリザベスの方は偏見を持ちながらダーシーと関わっていく。
『自負と偏見』感想
最初にこの本を手にとったきっかけは、「有名だから読んでおこう」というだけの理由でした。古典だし、内容はどうせ小難しいんでしょ、ぐらいの気持ちでした。
ところが、展開が進むごとに「なんて面白いんだろう!」と思ったのを覚えています。少女マンガ?ラブコメ?昔からあったんだ!と。
軽快なテンポもさることながら、人間の描写がとても生き生きしています。特に嫌な人については、「こういうヤツ、いるいる!」と頷いてしまうほどです。
そして、幸せな結婚とは何かについても考えさせられます。
この歳になって、シャーロット(エリザベスの親友)の選択も十分理解できるようになりました。
結婚に求めるものは人それぞれ。
幸せの形も人それぞれですね。
また、こちらの作品は何度か映像化もされています。
私は1995年にイギリスでテレビドラマ化されたものを視聴しました。
内容は原作にほぼ忠実で、安心して見れました。
そして、文章ではわかりにくい、服装や社交の場での振る舞いなど、映像で見ることで理解が深まった部分もありました。